2015年にLine6 Helix Floorを導入して3年、ファームのアップデートもあり機能も進化して、ますます手放せなくなっていました。
同じセッティングでもギターが違うと当然音も変わるので、使用するギターを想定して音作りするなどかなり使いこせるようになっていました。
そんなHelixですが、ライブのステージではSnapShotなど切り替えるにはHelixの元にいなくてはいけません。
ローディーさんがいれば離れていても任せれば問題ないのですが、全部自分たちでやらなければいけない我々素人プレイヤーはそうもいきません(^^ゞ
せっかくギターワイヤレスを使っていても、すぐにHelixへ戻れることを考えなくてはダメで、結局そんなに動き回れなかったりしますよね。
そんな問題を解決するために以前から検討していたワイヤレス制御。
ちょうど手元にTWE-LiteというZigBeeに対応したボードがあったので、実験的にまずはこれで試してみたのが2018年。
ワイヤレスでボタン情報を送り、受信側でMIDIのコントロールチェンジへ変換して、HelixのSnapShotを切り替えるという構成です。MIDI変換はArduino Nanoを今回は使いました。
ということで、ZigbeeのTWE-Lite単体の子機とTWE-Lite+Arduino NanoのMIDIコントローラの親機をモックアップで実験してみました。
実はTWE-Lite単体でソフトを組むとArduinoを使わなくても実現できそうなのですが、慣れないTWE-Liteで時間も取りたくなかったので、Arduinoを組み合わせることにしたんです。
子機側は単三または単四電池だけで駆動したかったので、電池寿命を長くしたい。
ということで、TWE-LiteはKeyが入った時だけ(Key Inで立下り信号)割込みで動作し、それ以外はスタンバイになる設定にします。これで平均で数十uA程度の消費電力になります。
親機側は子機からの電波をリアルタイムに受信し、MIDI信号に変換してHelixに送信しなくてはいけないので、間欠動作もしません。
ACアダプタ(今回はUSBアダプタでVBUS供給)を使用しているので、親機は消費電力よりもパフォーマンス重視です。
ただ、TWE-Liteを省電力モードで使っているため、KeyINでLレベルになるとKey情報を送信できるけど、Keyを離してHレベルに戻ってもKey OFFの情報を送ってくれません。
次に違うKeyがON(Lレベル)になると、今までのKeyがHになり、今押したKeyがLになった情報が戻ってきます。
これを考慮してArduinoではKeyON/OFFを制御する必要があります。
そして実験したプロトタイプがこれ。
スイッチが無く端子で直接ON/OFFしているので、切り替え動作がモタモタしてますが、きちんとHelixの上段の4つのSnapShotが切り替わっているのがわかると思います。
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