Line6 Helix用ワイヤレスMIDIコントローラ自作(同期式フットスイッチ側)

2024/11/14

Helix 自作

 2021年に自作したHelix用ワイヤレスMIDIコントローラの続きです。
前回はM5StickC-Plusを使ったMIDI I/F側の紹介でしたが、今回はHELIXのフットスイッチにあたる部分のコントローラの紹介です。こちらはM5Stackを使用しました。なぜM5Stackなのかというと単純に大きなディスプレイとポート数が十分だったから。あとSDカードが使えるという理由もあります。


上の画像のようにディスプレイの情報はこんな感じにしました。

選択しているプリセット、セットリストとスナップショット名。その下にはスナップショットのリストです。

今回はソフトコーディングのうち、このデザインや画面遷移をどうするかに時間がかかってしまいました。この辺りは色使い含めデザインセンスが必要ですね。もっとかっこよいデザインもあったかも。

HELIXの良いところは、フットスイッチに設定しているストンプ名やスナップショット名がフットスイッチ上部にそれぞれについているLCDに表示されるところ。以前スイッチングシステムを使用していた時は、テープ貼ってわかるようにマジックで書いてましたが、それが不要で視認性が良いというのは画期的でした。

今回、ワイヤレスシステムで離れたところからでもHELIXのスナップショットを切り替えることが可能になりますが、その時に選択されたスナップショット名をコントローラ側にも表示させます。HELIXで選択してもコントローラで選択しても同期して表示が変わるので、同期式ワイヤレスコントローラと言うわけです。

M5Stackが収まるようにケースに穴をあけて上部中央にディスプレイを置いてみました。サブで使うコントローラなんで、あまり大げさでなく小ぶりなサイズが良かったのですが、踏めるスイッチの間隔を考えこんな感じになりました。

これだけ見ると体重計みたいだけど、幅17cmのコンパクトサイズです。

下の8つのキーがHELIXのSnapShot1~8にあたります。ディスプレイの左右にある緑色キーはBANKのUPとDOWNです。これでセットリストを選択できます。

バッテリーはモバイルバッテリーを外付けにしました。M5Stack内蔵のバッテリーでは30分ももたないことと、ケースに内蔵すると充電するごとに裏側のネジを外さないといけないのと、電源SWの追加なども考慮し、まずは簡単構造にしました

バッテリーは100均で購入した磁石を使って本体に取り付けてました。これで別のモバイルバッテリーにも磁石を付けておけば予備と取り換えることも簡単です。

USBケーブルでM5Stackに接続してますが、このケーブルが出ていることでソフトデバッグやアップデート等がしやすいというメリットもあります。
さて、これで筐体も完成し動作も出来ました。

動作させている様子はこちら。